開脚は出来た方がダイエットになる??
横浜二俣川のスタイルup加圧トレーニングを指導している鈴木やつかです。 ベターっと開脚ができるようになる、という書籍が複数出版されていて、
そこそこのブームになっているようです。
私のパーソナルトレーニングを受講されているお客様からも、
「開脚は出来た方が良いですか?」
などご質問をいただきます。
ダイエットやボディメイクにとって柔らかい方が良い!というイメージと、
ベターっと開脚出来ることへの憧れがあるようですね^^
確かに、柔軟性が高い事のメリットもあるでしょう。
トレーニングのフォームを獲得しやすい、血流が良く代謝が高まりやすい、などですね。
同時にデメリットもあります。
特に女性は股関節周りやお尻の筋力が落ちている方が多いです。
出産を経験されている方などは、男性よりも股関節を亜脱臼(関節に骨が正しい角度でハマっていない)している人も見受けられます。
そのような方が、ベターっとつく開脚を目指して一生懸命ストレッチをするのは、危険だということも知っておいた方が良いでしょう。
他の運動をせずに、股関節だけ柔らかくするというアンバランスな試みをしていくと、関節の不安定性(筋力の低下、動きの不安定さ、不自然な動き)につながり、脳は身体が安全な状態でないと判断します。
すると、神経の働きが制限されてしまうのです。神経が正しく働かなければ、全身の連動性が失われ、運動や日常動作に不自然な動きが出てきます。それが続いていくと、各所に痛みとなって表れていきます。
年配の方で身体の各所が痛い方に柔軟性が高い人が多い事も実感しています。
ですから、開脚ベターッを目指すのは良いのですが、同時に股関節やお尻周りの筋肉を鍛えていくことが重要です。
パーソナルトレーニングでは、関節の動きを出し⇒筋トレを行い⇒ストレッチで伸ばしていく、という順番を大事にしています。
お客様に行って頂く宿題も、開脚ストレッチが登場する事がありますが、順番やタイミングの注意点を必ずお伝えしています。
というわけで、開脚ストレッチは全体のバランスを考えて取り入れていきましょう!
優れたトレーニング方法、ではなくあなたに合った方法が大事なのです。
本日も最後までお読み頂き、有難うございました!