加圧トレーニングで脚痩せするなら知っておきたい下半身太りの原因と対策
加圧トレーニングだけで脚を細くする「下半身痩せ・美脚づくり」は難しいです。
ただし、有効活用して心強い味方にすることが出来ます。
まずは下半身太りの原因と解決方法について知り、その後に加圧トレーニングの取り入れ方をチェックしてみましょう。
目次
下半身太り・脚のお悩みの原因とは
女性の下半身太り5つの悩み
女性の下半身太り・脚の悩みのパターンと原因は以下の5つに分けることが出来ます。
前ももがパンパン
→骨盤・股関節の硬さにより前ももを使い過ぎている
ふくらはぎや脛(すね)が張る、カチカチに硬い
→足首が硬い、ふくらはぎ・脛(すね)の使い過ぎ
横ももの出っ張り
→骨盤・股関節の硬さにより内股になってしまっている
(横ももの使い過ぎ)
骨盤が広い・お尻が大きい
→骨盤の幅が大きい、お尻の筋肉が弱い
体脂肪が多い
→太っていなくても筋力が弱いと太く見えることが多い
前ももを使い過ぎてパンパン、の解決方法
骨盤・股関節が硬い
前ももを指でつかめなかったら、太ももが良い状態よりも張ってしまっている可能性が高いです。
前ももを使い過ぎて張ってしまっているのは、骨盤・股関節が硬く本来の動きが出来ないことが原因です。
本来は、お尻や裏ももで筋力を発揮して歩いたり走ったり立ち上がったりする場面でも、
前ももを使ってしまっている可能性が高いのです。
骨盤・股関節周囲をほぐすことが必要
改善するには、骨盤・股関節周囲をほぐすストレッチ・正しい歩き方の練習などをしていく必要があります。
骨盤・股関節の硬さをそのままに運動や加圧トレーニングをしてしまうと、
かえって前ももの張りが強くなってしまうことがあります。
ふくらはぎや脛(すね)が張る、カチカチに硬い、の解決方法
ふくらはぎが張る2つのパターン
ふくらはぎの張り方は2つのパターンがあります。
➀ふくらはぎの使いすぎで筋肉がムキムキしてしまっている
②水分が溜まり、むくんでいるような感覚でふくらはぎが太い
足首の硬さをチェックしよう
足首の硬さをチェックする方法
両方とも、足首が硬いことが多いので、足首の硬さをチェックする必要があります。
簡単なチェック方法は、上記画像のように「踵を地面につけてしゃがめるかどうか」です。ぜひ試してみてください。
もし硬ければ、足首周りを柔らかくするストレッチを行いましょう。
ストレッチの例を1つご紹介します。
足指の付け根を床でストレッチする方法です。
足首周りを柔らかくするストレッチ
指の付け根、手でいえば拳の出っ張りの部分が上の画像のように、きちんと床に付くことを目指しましょう。
おそらく↓このような方が多いと思いますが、
行ってみるとストレッチ後に
・脛やふくらはぎが緩む感覚
・足で地面をしっかり踏みしめられる感覚
が得られると思います。
また、歩くときにふくらはぎや脛(すね)の負担が減ります。
膝下のマッサージをしても歩くとすぐに元通り・・・というような方にはおススメです。
関連記事:下半身痩せ・美脚への第一歩!ゴルフボール足裏マッサージでアーチを取り戻す
横ももの出っ張り、の解決方法
ももが横に張り出してしまう原因とは
横ももの筋肉が張って出っ張ってしまっているような印象が気になる・・
太ももが横に出っ張っていると、下半身が大きく見えるので、お尻も大きく見えてしまう・・
これは「内股」が原因です。
一見内股に見えなくても、膝が正面より内に向いているかどうか、でチェックすることが出来ます。
内ももやお尻の筋力不足・股関節の歪み
これは内ももやお尻の筋力不足・股関節のゆがみ、などが原因として挙げられます。
骨格の歪みを調整しつつ、足りない部分の筋力を付け、内股を解消していくことがポイントです。
もし内股状態のまま運動や加圧トレーニングをすると、今まで以上に横ももが張ってしまう可能性があります。
股関節をやわらかくして、内股を解消するのにおススメのストレッチはこちら↓
内股を解消する股関節ストレッチ
骨盤が広い・お尻が大きい
骨盤の広さ・姿勢で太く見えてしまう
骨盤の幅が広い人
骨格的に骨盤が広い人の場合は、上半身よりも下半身の方が大きいため、自然とお尻が大きく見えてしまう場合があります。
上半身の姿勢が悪い人
さらに、パソコンやスマホなどで上半身の姿勢が悪くなると、下半身の太さがますます気になってしまう悪循環になる方が多いです。
その場合は、下半身だけでなく上半身の姿勢や筋力に目を配ることが大切です。
胸の筋肉を伸ばして背中を鍛えるなどの方法で猫背を解消していく必要があります。
上半身の姿勢を整えるタオルストレッチ
体脂肪が多い
単に痩せるだけでは脚が細くならない、というのは事実ですが、体脂肪が多くて脚が太く見えるという場合ももちろんあります。
脂肪での下半身太りのチェック方法は以下の通りです。
脂肪で脚が太くなっているかチェックする方法
太ももの脂肪を容易につまめてしまう
歩いている時、膝を伸ばしたりするときに太ももに柔らかさが残っている
歩きながら太ももの脂肪がプルプルと震えたり、足裏を地面についたときに揺れたりする、という場合には脂肪太りの可能性があります。
お尻が垂れている
お尻と裏ももの境目がわかりにくく、お尻のほっぺたが垂れているという場合も脂肪太りの可能性があります。
上記のような方は、脂肪の下半身太りの可能性が高いです。
骨格の歪みを整え、筋肉を付けるのと同時に食事を改善する必要があります。
下半身やせに対する加圧トレーニングのメリット・デメリット
加圧トレーニングのデメリット
下半身太りの原因として挙げた骨盤・股関節周りの硬さ・内股・姿勢の悪さ・・などを改善せずに加圧トレーニングを行うと、前もも・横ももの張りなどをさらに悪化させてしまう可能性があります。
ですから、いきなり加圧ベルトを巻いてキツイ圧をかけて下半身やせを狙う、というのはむずかしいというのが私(鈴木やつか)の考えです。
加圧トレーニングは脚の付け根にベルトを巻いて、血流を制限して行います。
ベルトを巻いていること、血流制限していることで身体の硬い方や初心者の方は、
「動きにくさ」「筋肉の意識のしにくさ」などがどうしても出ます。
加圧トレーニングのメリット
ただし、事前に骨格の歪みを解消し、内もも・お尻などにしっかりと効く土台をつくれば、加圧トレーニングの効果をプラスして短時間・短期間で効果を得ることができます。
筋肉が足りない部分というのは、血行不良によって脂肪が冷えていますから、加圧トレーニングの劇的血行促進効果で冷えた筋肉を早期に温め、落としやすくすることも可能です。
下半身痩せに対して、加圧トレーニングは強力な飛び道具として利用できるでしょう。
加圧を使って脚痩せ効果を出せる指導者を選ぶ
いずれにしても、下半身やせに加圧トレーニングを用いるには、加圧トレーニングを受ける方の下半身太りの原因とアプローチ方法を間違えずに指導できるトレーナーに指導してもらうことが必要です。
加圧トレーニングで下半身痩せ・美脚を求めている方は、何か所か体験レッスンを受けて慎重にトレーニング場所を選ぶ必要があります。
まとめ
■下半身痩せ・美脚づくりを加圧トレーニングで行うには、下半身太りの原因と解決方法を個別に分析する必要がある
■加圧トレーニングだけでは下半身痩せ・美脚づくりは難しいが、方法を間違えなければ、有効である
■加圧トレーニングで下半身痩せ・美脚づくりが個別指導できる指導者を慎重に選ぶことも重要
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。