ストレスでやけ食いしてしまいダイエットがすすまない場合の対処法5選
ストレス時代と言われる現代。
ダイエット中の女性・・とくにアラフォーといわれる年齢の女性にはストレスがかかる場面に多く直面するようです。
職場・家庭・育児・・などなど様々な局面で立場や人間関係が変わり、自分の思い通りにならないことも多いでしょう。
ストレスの発散方法が、食に向かってしまう・・これは人間ですから仕方のないことです。
ものを食べると幸せを感じる脳内物質β-エンドルフィンが分泌されるため、「食べる」という行為は大きなストレス発散法となります。
特に対人関係で心理的・社会的ストレスを受けると、「気晴らし食い」「やけ食い」「やけ酒」などの食行動に走りがちです。
当然ですが、これらは体重増加の大きな要因となります。
今回の記事では、筆者(ダイエット専門パーソナルトレーナー)が普段お客様にお伝えしている、ストレスによるやけ食いの対処法をご紹介します。
目次
①気分が穏やかになるものを見つけておく
「過去と他人は変えられない」これは心理学でよく使われる言葉です。
どんなに嫌な相手でも、他人の性格や行動を変えることはできません。
変えられるのは「今の自分だけ」。
自分自身の対処法があるといいですね。
「鼻から大きく深く息を吸う深呼吸を3回する」
「お気に入りのアロマの匂いをかぐ」
「お気に入りの音楽や音声を聴く」
なんでもよいのですが、瞬間的にこれをしたら気分のリセットができる、ということを見つけておきましょう。
こうしたことは、一旦イライラしてしまうと忘れてしまうもの。
習慣になるまでは、目につくところにメモしておくと良いでしょう。
②心がホッとする人と話す、メールするなど
人は人との関係で傷つきますが、癒してくれるのもまた人。
周囲に気持ちがホッとできる人はいますか?
普段から自分のことを話せる対人関係があるといいですね。
手前味噌ですが、パーソナルトレーナーは女性にとって良い意味で、ストレス解消の話相手として使い勝手が非常によいようです。
確かに、夫でもなく恋人でもなく友人でもなく、ニュートラルな立場で話やすいということはあるかもしれないですね。
お客様が落ち込んでいるときなどには、トレーニングの時間よりもお話を聞いている時間が長かったりすることはよくあります。
③イライラやストレスの原因を理解する
何についてイライラしているのか、ストレスのもとを探してみるのも一手です。
意外とストレスの原因が把握できておらず、なんとなくイライラしてなんとなく何かを食べてしまっている、ということはよくあります。
アラフォー女性のイライラは様々な局面で起こりえます。
仕事関係でイライラ、、
家庭では非協力的な夫にイライラ、、
育児では思い通りに言うことを聞かない子どもにイライラ、、
仕事や家庭など女性は様々な顔を持ち、それぞれでストレスを抱えているのですが、意外と何にストレスを感じているのか、イライラ食べに繋がっているのか整理できていないことが多いのです。
ストレスの原因を突き止め、ストレスに対する考え方を変えてみてください。
原因がわかると、「こんなことで過食に向かっているなんてもったいない」という思考に落ち着くことがあるかもしれません。
④甘いものは”少量で心が満たされる”食べ方をする
「食べてはいけない!」というのは「食べたい!」と全く一緒の状態です。
ストレスで甘いものが食べたくなったら、食べればいいのです。
良くないのは、食べる量を決めずになんとなく食べてしまうこと。
ストレスがかかって甘いものを食べたいときに我慢せず、尚且つ食べ過ぎないコツは、「良いもの」を食べるということ。
安い原料で大量生産のお菓子を選ばないようにする。例えばチョコだったら100円200円のコンビニ菓子を選択しないで、専門店の高級なものを一つ、大事に食べる。
アイスだったらハーゲンダッツ、ケーキだったら専門店の手作りケーキなどです。
共通点は材料の素材がいいということ。
素材と満足度は比例します。
安くて大量生産の甘いお菓子は栄養価が低く、食べても満足度が低いのでたくさん食べてしまいます。
素材が良いものは栄養価が高いので少量でも脳が満足します。
お客様からもご報告いただいておりますが、結果的に高級なものを選んでも、経済的には変わらないか安く済んでいるようです。
⑤早めに寝てしまう
体脂肪が落ちたり筋肉が付いたりするのは寝ているときです。
美肌になるのも寝ているとき。
・痩せたい
・キレイになりたい
というお客様には必ず早寝をおススメしていますが、イライラ食べをしてしまう方にも同様にお伝えしています。
夜、自宅でお菓子をたくさん食べてしまいそうになったら、早めに寝てしまいます。
早く寝るなんて無理!という方もいらっしゃいますが、一緒に生活習慣を見直すと大抵の場合解決策が見つかります。
成功例を挙げると
・夫の帰りを待たない
・子どもと一緒に寝ちゃう
・帰宅後に夕食を食べるのをやめて職場近くで済ませてくる
→帰ってくる間に消化するので夜遅く食べるより睡眠の質も上がる
・テレビをやめる
・リビングやソファでくつろがずベッドに直行する
・休みの日だけでも早く寝る→休みでも早く起きる
二度寝、昼寝しない
などなど。
夜中1時、2時に寝るのと12時前に寝るのとでは、一晩で落ちる体重は歴然と違います。
睡眠の質と量、という言い方をよくしますが、とりあえず早く寝るのが手っ取り早いです。
まとめ
ストレスでやけ食いしてしまいダイエットがすすまない場合の対処法5つは以下の通りです。
特に「ストレスの原因を把握する」という面は重要だと考えられます。
原因を把握して、ストレスに対する考え方を見直した上で、ご自身に合った対応策を見つけていくのが良いと思います。
食欲をみたすのではなく、心を満たす楽しい食事や間食をしながらダイエットをすすめていきましょう。