エアロバイクで脚を太くしたくない人に知っていただきたい2つのポイント
パーソナルトレーニングを始めたお客様から、「脚を太くしたくないのですが、エアロバイク(自転車)のこぎ方で注意点はありますか?」
これまでにも同様のご質問を何度か受けているので、「自転車を漕ぐと脚が太くなってしまうのでは?!」と心配になっている女性は多いようです。
今回の記事では、エアロバイク・自転車で脚が太くならないための注意点についてお伝えします。
競輪の選手とトライアスロンの選手
「競輪の選手とトライアストンの選手、どちらが脚が太いでしょう?」
スポーツの専門家でなくても、見た通りのイメージで競輪の選手の方が太ももの筋肉が発達していることが分かると思います。
それには以下のような理由があります。
●短時間で速く力強く漕いだ場合(競輪)は大きな力を発揮するための太い筋肉=速筋が発達するため、脚は太くなる
●長い距離を長時間漕ぐため一定の力を発揮していく(トライアスロン)持久的な筋肉=遅筋が使われるため、脚は大きく肥大しない(引き締まる)
というわけなのです。
脚を太くしたくない人がエアロバイクを漕ぐ際は、軽い重さで持続的に汗が流れていくような、持続的に20分以上続けられるくらいの負荷で行っていく必要があります。
負荷を重くしない、という所がポイントです。
ちなみに、以前アップダウンの多い駅までの道のりを毎日自転車通勤していた妻はあっというまに太ももが発達し、その後職場まで車で行く生活になると、筋肉は落ちていき元の細さになりました。
帰りは保育園に息子を迎えにいって後ろに乗せ、さらに重たいペダルをガンガン漕いでいたようです。
というわけで、「ガンガン漕ぎ」には注意する必要があるので、お気を付け下さい。
一つ目のポイントは、重たい負荷でガンガン漕がないということです。
骨盤・股関節周りを緩めることも必要
左から正常・猫背・・反り腰
ゆっくり長時間漕ぐ場合でも、事前のストレッチや骨盤矯正が必要な人もいらっしゃいます。
特に反り腰タイプは要注意です。
反り腰の判定方法は、立った状態で背中を壁につけた時、握りこぶしが縦か横で腰との間に入ったら反り腰です。
反り腰姿勢にいくつかある特徴の一つに、体の前側と後ろ側の筋肉のバランスが崩れ、腹筋とお尻の筋肉をうまく使えなくなり、太ももの前とふくらはぎの筋肉ばかり使ってしまう、というものがあります。
そのまま自転車を濃いだり走ったりすると、ももの前とふくらはぎが張ってしまう事があるのです。
ですから、事前に骨盤周りの筋肉を緩めたりして、ある程度骨盤の緩みを作っておく必要があります。
・太ももとふくらはぎが張って、ジーンズが履けなくなった
・お尻の肉が下に落ちてきた
というように下半身のスタイルの崩れが気になり始めた方は、まず姿勢の崩れを改善するアプローチを取り入れてから、バイクなどの有酸素運動を取り入れると良いでしょう。
特に、骨盤・股関節を柔らかくして、太ももの前ばかりを使うことのないようにする必要があります。
2つ目のポイントは、骨盤・股関節を少しでも柔らかくしておこう!です。
骨盤・股関節を柔らかくする簡単ストレッチ
筆者(鈴木やつか)のパーソナルトレーニング・加圧トレーニングを受けていただいている方にセルフで行っていただいているストレッチを一つ、載せておきます。
エアロバイクや自転車に乗る前に行っていただくと、骨盤が安定し、股関節が柔らかく動かせるようになり、太ももを過剰に使ってしまうことが軽減できます。
まとめ
ダイエットでエアロバイクを漕ぐときに脚が太くならないようにするには、2つのポイントに注意する必要がある。
➀重たい負荷でガンガン漕がない
→速筋という太い筋繊維が発達して、脚が太くなる可能性がある。
②骨盤・股関節を柔らかくするストレッチを行っておく
→関節が固いと、必要以上に太ももを使ってペダルを漕いでしまい、脚が太くなる可能性がある。
以上、「エアロバイクで脚を太くしたくない人に知っていただきたい2つのポイント」について書かせていただきました。