筋肉量が少ない女性が体重だけを見ていると「くびれ」は作れません
体重が1kg減ったら嬉しいですか?
「体重が減ってる!嬉しい!」「翌日も減ってる!この調子!」
でも・・・
「体重は確かに減っているのに・・引き締まっていない!」
「むしろブヨブヨした感じがする」
「くびれが前よりもなくなってしまった」
こんな経験、ありませんか?
これは体重変化の内訳を見れば一目瞭然です。
この体重ー1kgは内訳をみると、「筋肉が2kg減った・体脂肪が1kg増えた」という可能性が考えられます。
実はこれ、ダイエット・ボディメイクとしては大失敗です。
女性らしいボディラインをつくる”筋肉が落ちている”ため、体型は崩れています。
体脂肪が増えているため、脂肪の質感が増して見えるようになっているはずです。だから、体重が減っても体型が崩れるのです。
こう書くと単純なことではありますが、「体重をみることに注目しすぎている人”」が実は多いのです。あなたは大丈夫ですか?
筋肉量が少ない方は要注意
特に、筋肉量が少ない方、要注意です。筋肉が少ない、というのは別の言い方をすると、見た目よりも体脂肪率が高い人、とも言えます。
筋肉はあなたが落としたい体脂肪を燃やすガソリンです。
体重が落ちたけど、カラダの緩みはそのまま・・むしろブヨブヨした気がする・・それは、筋肉が落ちて体重が減っている可能性が高いです。
なぜこのような現象が起きるのかといえば、理由は以下の2つのどちらかか、または両方の可能性が高いです。
①もともと栄養不足なのにさらに食事を減らした。
②食事を変えず、ランニングや筋トレをハードに頑張った
両方とも、植物に水を与えないで雑草とりや葉っぱの手入れに全力投球しているようなもので・・
つまり、順番が違うのです。
筋肉量が少なくて体型が崩れている人の場合は、まず筋肉がつくための食事を摂ることが大事です。
そして、運動は栄養が採れて、身体が元気になってきたり、肩凝りが改善して姿勢がよくなってきたりしたら少しずつ、増やしていきます。
栄養不足で運動を頑張ると、筋肉がさらに減ってしまいます。
「えっ?筋トレして筋肉が減るなんて、あり得るの?」と思われるかもしれませんが、筋肉は運動で減ってしまうこと、ありますよ。
筋肉量を増やすための食事のポイント
では筋肉量が少ない人がまずは筋トレより大事な栄養摂取、どうしたらいいのでしょう?横浜二俣川の加圧&パーソナルトレーニングでは
①タンパク質を増やす
②ごはん(お米)を食べる
③ビタミンを摂る
と大きく分けて3つの食事改善をお伝えしています。
お客様(体験レッスン時)やブログを訪れていただける方の食事例をまとめると、以下のようになります。
朝⇒パン1枚とコーヒー
昼⇒パスタやお蕎麦などのめん類
間食⇒チョコを少々
夜⇒おかず中心の和食、ごはんは太る(と思っている)ので控えめにしている。
という感じです。筋肉をつくる材料であるタンパク質が圧倒的に足りないのです。
タンパク質とは、お肉・魚・大豆・卵・乳製品などです。
筋肉を増やすために必要なタンパク質量は体重に1kgに対して最低1gです。欲を言えば×1.5gは摂りたいところ。
体重50kgの人は一日75gです。
食べ物に含まれるたんぱく質の例は、
・お肉100g中に15g
・卵1個で約7g
・豆腐一丁で約7g
・ステーキ(牛肉)100g中に約20g
・プロテインバー1つで10g
などです。体重の1.5倍摂るのは結構大変そうですよね。
いきなり増やしても消化吸収ができないので、まずは朝にゆで玉子を一個追加する、毎食必ずタンパク質食品が入るようにする、など出来るところから始めてみましょう。
体重ではなく体脂肪率が大事
話を戻しますが、体重が1kg落ちた時にダイエット・ボディメイクが成功している内訳は「体脂肪が2kg減って、筋肉が1kg増えた」です。
「体脂肪が1kg増えて、筋肉が2kg落ちた」は失敗です。
まず、栄養を増やす⇒元気になる・不調や姿勢を改善していく⇒少しずつ筋トレを増やしていく・・・
美しいボディラインやくびれを取り戻すなら、数値は体重ではなく体脂肪率をみましょう!