最後のダイエット

横浜二俣川の加圧トレーニング&パーソナルトレーニング

低カロリーダイエットでは体脂肪は燃えにくい、痩せにくい


 

ご新規のお客様にカロリーを計算しなくていいですよ、というと驚く方がほとんどです。

 

今回は、陥っている人が多い低カロリーダイエット(思考)について以前まとめた記事を一部編集して、再upさせていただきました。

 

低カロリーダイエットの考え方とは?


低カロリーダイエットとは、消費カロリーより摂取カロリーを抑えることで肥満を予防するという考えの上に成り立っています。

 

50代女性を例によると、一日の消費カロリーは約2000kcalですから、摂取カロリーはそれ以下で抑えることになります。

 

その為にはカロリーの高い脂質などを制限し、カロリーの低い炭水化物や野菜、果物といった食材をとることが基本とされています。
※1gあたり脂質9kcal、炭水化物4kcal、タンパク質4kcal

 

カロリーを指標にするとどうなるか?

 

「カロリーの低い炭水化物や野菜、果物といった食材を積極的に・・」という時点で勘の良い方は気付かれたと思います。

 

そうです、炭水化物(糖質)中心の食事になってしまうのです。

 

お肉や魚、卵を摂るとカロリーが高くなるから避けてしまうのです。

 

タンパク質・脂質・ビタミンミネラルは体脂肪を燃やすために必須ですが、低カロリーを意識するとこれらが絶対に不足してしまうんです。

 

糖質の摂取量が増えて体脂肪が増えるばかりか、カラダに必要なタンパク質や脂質などの栄養素が不足することになります。

 

さらに、カロリーを抑えるためには食べる量を減らす事も強いられます。

カラダは次第に飢餓状態に陥ってしまいます。

すると不足した燃料を補うために体脂肪だけでなく筋肉も壊して使うことになります。

 

筋肉は基礎代謝と比例するようにエネルギー消費量の多い部位です。筋肉を消費すれば当然筋肉は減り、基礎代謝が落ちます。

※基礎代謝=体温調節や心臓を動かすなど生きていくために最低限必要なエネルギー

低カロリー志向は基礎代謝を低下させ、消費カロリーも落ち、太りやすくなる可能性があるのです。

 

 

体重は減るが体脂肪は減らない

摂取カロリーを抑えれば、確かに体重は減るかもしれません。

しかし前述の通り、減った体重の中には大事な「筋肉」も入っている可能性が高いのです。

 

体脂肪を落とすガソリンであり、ボディラインを形作る筋肉が落ちてしまうのは本末転倒。

ダイエットの真の目的は体重を減らすことではなく体脂肪を落とすことなのです。

 

 

「リバウンドしやすい」だけではない弊害

 

生理不順や体調不良を引き起こす

低カロリーによる栄養不足状態になると、性腺刺激ホルモンの分泌が低下する為、特に女性の場合は生理不順など体調を崩してしまう可能性があります。

 

また肌や髪の毛などカラダにも不具合がでます。

 

低カロリーを意識している人は、老けてみえることが多いのはこのためです。

 

低カロリーダイエットによって体重は減ったけど、見た目が老けてしまった・・・

さらにリバウンドも・・では元も子もありません。

 

 

ウエスト-22センチで本人かどうか疑われたお客様

 

こちらの50代女性のお客様も低カロリー思考にはまっていて、1月に私がご指導させていただく前は

 

朝会社に着いて菓子パン1個

お昼はパスタ

夜はカロリーを抑えるため野菜中心

 

という食事になることが多かったそうです。

 

当然これでは筋肉も付かない・脂肪も燃えない・疲れやすいという傾向になりやすい状態でした。

 

しかし、「カロリーを抑えて量を食べてないのに、痩せないんです!」「油や脂肪を控えているのに痩せません!」という方は非常に多いです。

 

パーソナルトレーニングを始めてからは、おかずとしてお肉や魚、卵などたんぱく質をしっかり摂るようにして頂きました。

またビタミンについてはビタミンCのサプリメント摂取をおススメし、3大栄養素の吸収を高める工夫をしました。

5大栄養素のバランスが取れた理想の食事にお仕事や体質を考慮して徐々に近付いていっている途中です。

写真は2ヶ月前からのビフォーアフターですがスタート時(4ヵ月前)に写真を撮らなかったのが残念なくらいで、4.5ヵ月前からどれくらい変化が大きいかというと、健康診断で昨年からウエストが-22センチ本人がどうか疑われたそうです。

 

 

太る原因は炭水化物(糖質)。ただし″極端な糖質制限”はしない

 

太る原因は高カロリーではなく、炭水化物(糖質)です。炭水化物の摂取が一定量を超えた時の余剰分が体脂肪になります。

 

具体的には、一食につき、ご飯茶碗1杯分・食パン1枚程度、つまり主食一人前程度の炭水化物は、脳のエネルギーとして全て使われます。

 

一食につき一人前程度の炭水化物(糖質)を摂らなければ、脳のエネルギーが足りなくなり、カラダの組織(内臓や筋肉など)を分解してエネルギーに変えることになります。これはカラダとしては危機的状況で、体調を損ねる危険性があります。

 

ですから、低カロリーが効果的でないからといって、糖質制限ダイエット・低糖質ダイエットをおススメしているわけではありません。

 

ただし、炭水化物(糖質)の中でも″果糖”は要注意です。お菓子類や果物に含まれる果糖、果糖ブドウ糖液糖などはカラダに貯蔵する場所がないため、ダイレクトに脂肪になります。

 

体脂肪を落としたい時、果糖は極力カットしていくことが必要です。

 

まとめ

 

■低カロリーを追求すると、体脂肪を燃やすのに必要な栄養素が摂れない

 

■低カロリーを追求すると、炭水化物中心のメニューになるのと同時に、食事量が減り栄養不足となる

 

■主食を一人前摂りつつ、たんぱく質やビタミンミネラルなどをバランスよく摂ることが大事

 

 

本日も最後までお読み頂き、有難うございました。

 

 

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